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施工方法

第2工程
注入
 | ハイブリッドノズル[特殊ノズル] | 高強度+高耐久性

「建築改修工事監理指針」に沿った確実な樹脂注入技術にて耐震性能を実現

ハイブリッドノズルの特長は、樹脂の注入圧によって自動的にノズル先端の注入管が孔最深部に到達し、注入が開始されるシステムで、「建築改修工事監理指針」に沿った確実なエポキシ樹脂注入ができます。
あらゆる浮きの施工に対応でき、注入不良が発生しない事から接着性の向上で高強度、高耐久性が確保されます。結果、穿孔時の徹底した粉塵除去効果とハイブリッドノズルによる確実な樹脂注入により、地震に強い耐震性能を実現します。

従来ノズル[従来工法]による樹脂注入実験

剥離部に粉塵が詰まった状態を設定した
注入実験 [空隙なし]

※振動ドリル施工により発生する空隙部粉塵詰まりを設定 (財)建材試験センター実験参照

穿孔口より樹脂が注入され、孔最深部空気溜まりが高加圧状態となります。

この実験は、振動ドリル施工にて多発する空隙部粉塵詰まりを設定した透明仮想躯体での注入状況となります。

剥離部2層を設定した注入実験
[空隙部1mm設定]

穿孔口より樹脂が注入され、孔最深部空気溜まりが加圧状態となり樹脂注入できず、空隙部に拡散します。

ノズルを引き抜くと同時に、孔最深部空気溜まりの高圧力が解放され孔内部の樹脂が飛び出してしまいます。
(注入不良)

ノズルを引き抜くと同時に孔最深部空気溜まりの圧力が解放され、穿孔口側に樹脂が押し戻されます。
(注入不良)

この写真は、空隙部への粉じん詰まりが樹脂拡散を妨げ、それが、強度不足に繋がり、さらに、全ネジピンは、頭部で外壁を押さえ止める効果がないため落下につながっています。
(東日本大震災での事例)

この写真は、躯体部への不完全な接着固定により、地震時に、全ネジピンがタイル部、モルタル部と共に躯体部から抜け落ちた事例です。
(東日本大震災での事例)

ハイブリッドノズルはあらゆる浮き(多層浮き)にも対応できる
最新の樹脂注入システム

剥離部2層を設定した注入実験
[空隙部1mm設定]

ノズル中心の注入管は自動的に孔最深部に到達し樹脂注入が最深部より開始され次に空隙部に樹脂が拡散します。

剥離部3層を設定した注入実験
[空隙部1mm設定]

ノズル中心の注入管は自動的に孔最深部に到達し樹脂注入が最深部より開始され次に空隙部に樹脂が拡散します。

「建築改修工事監理指針」に沿った空隙のない確実な樹脂注入が完了します。

「建築改修工事監理指針」に沿った空隙のない確実な樹脂注入が完了します。

ステンレスピンを差し込むとタイル部・モルタル部・躯体部が完全に連結し接着固定できることがわかります。(高強度・高耐久性)

ステンレスピンを差し込むとタイル部・張付けモルタル部・下地モルタル部・躯体部が完全に連結し接着固定できることがわかります。(高強度・高耐久性)

規格外の剥離部4層を設定した注入実験 [空隙部1mm、2mm、3mm、10mm設定]

ノズル中心の注入管は自動的に孔最深部に到達し樹脂注入が最深部と穿孔口より開始され次に空隙部に樹脂が拡散します。

「建築改修工事監理指針」に沿った空隙のない確実な樹脂注入が完了します。

ステンレスピンを差し込むとタイル部・張付けモルタル部・下地モルタル部(中ぬり・下ぬり)・躯体部が完全に連結し接着固定できることがわかります。(高強度・高耐久性)

ハイブリッドクイック工法は穿孔時に粉塵詰まりが発生しないため、粉塵が詰まった状態を設定した注入実験を行っておりません。

(財)建材試験センター実験参照

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