従来工法の抱える課題
タイル張替え工法
電動機材(カッター・ハンマー)による施工
養生
[タイル張替え工法の課題]
タイル、モルタル解体前には、固形物の落下及び粉塵飛散防止のために施工用足場と壁面の空間に、強度と密封度の高い養生が必要となります。
養生シートは、入居者の閉塞感、生活環境の負担軽減のため、毎日の撤去・復旧が必要な場合があります。
❶ カッター
張替え部の周囲の目地を電動カッターで切断します。多量の粉塵と大きな切断音が発生し、作業者はもとより、入居者の方や近隣に、非常に不快な作業となります。
【その為に過大な養生が必要】
❷ ハツリ
張替え部のタイルをハツリ剥がす工程は、振動する電動ハンマーでの作業であり、大きな騒音及び構造体に振動が発生します。
また、解体後には多量の廃棄物が発生し、その処理には膨大なエネルギーを消費することになります。
❸ 下地処理
ハツリ後の下地の不陸を削り取ります。
❹ 接着剤塗布
補修タイル張付け用接着剤を塗りつけます。
❺ タイル張付け
補修タイルを張付けます。
❻ 張替え完了
タイル張替え完了。
※その後、目地詰めとタイル洗いの2工程が必要となります。【完了まで8工程】
タイル張替え後の問題点
タイル張替えは、同色の品番の材料であっても、色違いが顕著であり見た目の悪さが施設の「資産価値」を下げる結果につながりかねません。